年々地域の住民数が減っていき、
高齢化にともない、地域の活気が薄れて
きたことを残念に思った一人の村民さんが、『お年寄りが思わずクスっと笑ってくれるような楽しい事をしよう』と始めたかかしづくり。
自宅の庭や、倉庫、バス停などに置いたかかしが”リアル過ぎる”と話題になり、村内外から訪ねてくれる人が増えた、北川村で話題のスポット。
「かかしの庭」が冬になるとライトアップされます。
静かで外灯のない地域にカラフルで楽しい灯りが灯ります。
春には「かかしの庭」が一面芝桜の庭に
愛らしい芝桜の中でかかし達が井戸端会議。ほっこりする光景に出会えます。
「かかしの里」主 上村尚幸さん
地域のお年寄りが思わず
クスっと笑ってくれるようなことを
北川村に生まれ、定年後、北川村に戻ると
地域の住民数が激減し、地域に活気を感じられなくなった
現状を寂しく感じ、『お年寄りがちょっと楽しくなるような、
地域が元気になるようなことが出来ないだろうか』と
自分が出来るサイズの取り組みを色々と行ってきた
【上村尚幸さん】
❝村民のために❞と労を厭わず活動するその心は
中岡慎太郎にも通じるものがあり、
それが北川村の村民気質と言えるのかもしれません。
北川村役場がある村の中心地から車で40分ほど上流に走ったところに位置する「島」地区。
ここがかかしの里です。
最初は『島に芝桜がキレイな庭がある』と噂が広がり、
しばらくすると、『島に人と見間違えるかかしがいっぱい居る』と話題に。
県内や全国ネットのテレビ、ラジオ、雑誌で紹介していただきました。
全国から「かかしに使ってください」と様々な衣装が届いたり、県外からの見学者も。
❝わざわざ遠くから来てくれた❞出会いに感謝して、ご夫婦はいつも、どなたにも丁寧に心のこもったおもてなしをします。
そんなご夫婦の人柄と笑顔にお訪ねくださった皆さまが、「来てよかった。また来たい。」というお気持ちでお帰りになります。
地域のお年寄りのために。
と始めた活動が、地域を越えて広く多くの方々を笑顔にしています。
【おことわり】
かかしは常設ではなく、毎日朝晩、ご夫婦で倉庫から庭に出し入れをしています。
ご夫婦のご予定やお天気によっては庭に出していない時もございます。
わざわざお訪ねくださって「見られない」という事になってはとても申し訳ございませんので、
「行ってみたい」と思われた方は当会(中岡慎太郎先生顕彰会)で上村さんに確認をいたします。
ご遠慮なく 090-3186-5925(顕彰会携帯)までご連絡ください。